どらえもんの最新映画「のび太の新恐竜」の主題歌に、Mr.Children(ミスチル)が書きろすことが決まりました。

歴代の主題から、ミスチルが楽曲を担当した理由を掘り下げてみました。

40年も続く映画の狙いが、子供だけではないという気がしてきます。

 

映画ドラえもん のび太の新恐竜の主題歌 ミスチルが提供

2020年3月6日にドラえもんの映画の新作が公開されます。

映画「のび太の新恐竜」は、映画どらえもんシリーズの40作目になります。

毎年1本のペースで公開されているので、40作目と聞くと感慨深いですね。

40年も続けてこられた作品なんて、ドラえもんとサザエさんと仮面ライダーくらいじゃないですか?

途中で、ドラえもんの声も変わりましたよね。

そういえば、1980年の1作めが「のび太の恐竜」でした。

新作の映画「のび太の新恐竜」では、6600万年前の白亜紀を舞台が舞台になっています。

この時代で、ドラえもんとのび太はどんな冒険をするんでしょうか?

映画「のび太の新恐竜」の主題歌は「Birthday」と言います。

この「Birthday」は、聞いてみましたけど、明るくて壮大さがあり、映画とマッチしているように思えます。

この「Birthday」は、Mr.Children(ミスチル)が、この映画のために書き下ろした新曲となります。

映画の予告編で、聞くことが出来ます。

ミスチルのヴォーカルの桜井和寿さんは、ドラえもんとの出会いを懐かしみながら、ドラえもんとの再会を「運命の再会」と語って、喜びをメッセージにしています。

ハッキリと覚えている。

小学4年生の時、両親が僕にドラえもんを買ってきてくれた。
家に帰り、自分の部屋のベットに寝転ぶと、頭上にある小さな棚に1巻から5巻がきれいに並んで置かれていた。

そしてそれを僕は複雑な思いで受け取った。
なぜなら、当時僕は勉強を全くしない子供だった。宿題なんかした事がない。漢字も書けなければ、読書もした事がなかった。当然、通知表に刻まれる数字は体育以外は1と2で埋まった。

それを見兼ねた両親はきっと「しっかり勉強しなさい」そう言いたかっただろう。
でも、そう言ったところで、素直に勉強するはずがない事をわかっていて、「宿題しなさい」でも、「読書しなさい」でもなく、「まずはここから始めましょうね。はい、ドラえもん」そんな気持ちで買ってきたのだろう。

そして、その複雑な親の心情を子供ながらにキャッチした僕は、逃げ場をなくした気持ちになって、しばらく読みも開きもせず、並んだ背表紙の1から5の数字を眺めていた。

警戒心の強い猫にオモチャを与えた時のそれのように、僕は3日後くらいにドラえもんを恐る恐る開き、その後、
我を忘れ夢中で読みふけった。

僕にとってはじめての読書。はじめて好きになった本。はじめて感動で泣いた本。
それ以来、背表紙の数字は増えていき、棚に入りきらないくらいのドラえもんが並んだ。中2の夏に音楽と出会うまで。

本当はその後も、僕の人格形成に関わるドラえもんとのエピソードがあるのですが、長くなるのでこの辺でやめておきます。

ドラえもん50周年、そして僕も50歳となる年に、運命の再会ができた事に心から感謝です。

のび太にとってのドラえもんのように、「ドラえもんという存在が、ストーリーが、プロジェクトそのもの」が、弱く情けない自分に寄り添ってくれているのだと、改めて噛み締めながら、音楽でドラえもんに携わらせてもらいました。

絶対観てくださいね。
聴いてくださいね。

映画「のび太の新恐竜」

  • 公開:2020年3月6日
  • 監督:今井一暁
  • 脚本:川村元気
  • 原作:藤子・F・不二雄
  • 音楽:服部隆之
  • 主題歌:Mr.Children「Birthday」
  • 製作会社:映画ドラえもん製作委員会
  • 配給:東宝

映画ドラえもん のび太の新恐竜の主題歌 ミスチル評価

私から見ると、ミスチルの歌って結構早口に聞こえるんですよね。

映画の予告編見ても、歌詞は聞き取れないです(笑)

でも、メロディは良いですね。

なんか、壮大さが伝わってきて、映画の世界観と合っている気はします。

この辺は、ひしひしと感じています。

ツィートを見ても、まぁまぁいい感じの評価が上がっています。

  • ドラえもんとミスチルと恐竜合わせてくるのグッと来るものが
  • ドラえもんも50周年とミスチルも50才って、なんか素敵だよね
  • こんにちは。来年の「映画ドラえもん」の主題歌Mr.Childrenに決定だそうです! 桜井さん50歳って全然見えないですよね。羨ましい限りです
  • ミスチル! めちゃ嬉しい!
  • 最近全然ミスチル聞いてないや。でも桜井さんの声が一番好き
  • 『Mr.Children』と『ドラえもん』って意外との意見多いですね。

映画「ドラえもん」歴代主題歌一覧

ここ10年くらいのドラえもん映画の主題歌についてまとめてみました。

 

  • 2019年:のび太の月面探査記 主題歌:平井大『THE GIFT -Movie Edit-』
  • 2018年:のび太の宝島 主題歌:星野源『ドラえもん』
  • 2017年:のび太の南極カチコチ大冒険 主題歌:平井堅『僕の心をつくってよ』
  • 2016年:新・のび太の日本誕生 主題歌:山崎まさよし『空へ』
  • 2015年:のび太の宇宙英雄記 主題歌:miwa『360°』
  • 2014年:新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊 主題歌: Kis-My-Ft2『光のシグナル』
  • 2013年:のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム) 主題歌:Perfume『未来のミュージアム』
  • 2012年:のび太と奇跡の島 主題歌:福山雅治『生きてる生きてく』
  • 2011年:新・のび太と鉄人兵団 主題歌:BUMP OF CHICKEN『友達の唄』
  • 2010年:のび太の人魚大海戦 主題歌:青山テルマ『帰る場所』

これ以前だと

柴咲コウ、絢香、mihimaru GTなど、その時々の歌手を起用している感じです。

面白いのは、2002年の「のび太とロボット王国(キングダム)」で、主題歌:KONISHIKI『いっしょに歩こう』を採用しているとこですかね。

歌手でもない、元横綱とは言え、お相撲さんは歌上手いですからね。

1990年代は、武田鉄矢とか海援隊が何回も主題歌歌っていました。

1997年には、矢沢永吉さんが『Love is you』を歌っていました。

1作めの「のび太の恐竜」では、ドラえもんの声優をやっている、大山のぶ代さんが主題歌を歌っていました。

こうやって、歴代のドラえもん映画の主題歌を見返してみると、なんとなくその次代の世相が反映されているような気もしますね。

こういう視点も面白いものです。

最新作に、ミスチルが起用されたのは、このところ作詞作曲ができる方が主題歌を歌う流れに乗っている感じですね。

そもそも、ドラえもんという映画は、お子さんをターゲットにしていますけど、主題歌はその親御さんのハートを掴むというところを狙っているんでしょうか?

 

ドラえもん 歌 歴代 まとめ

40年ものロングセラーを続けている、ドラえもん映画の主題歌が、その時代時代の世相を、少なからず反映しているような気がしてきました。

最初のうちは、映画も主題歌もメインターゲットのお子様を狙っていましたが、段々とお子様の親御さんの世代にも、主題歌のターゲットは広がってきている気がします。

 

映画 主題歌 一縷は、こちら

この記事を書いた人

還ジィ
還暦を過ぎたオヤジだから「還ジィ」還暦過ぎたからって、
何にでも貪欲に興味を持って取り組んで行きたいと願って、
そんな思いを伝えられる文章を書きたいと思っています。